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僕には、最初、それが何なのかわからなかった。 居酒屋のバイトの帰り。もう、既に十二時を回っていた。 小雨の降る中を、疲れた体で歩き、自分が住む安アパートに着いた時だった。 アパートの二階に上がる階段の下に「何か」がうずくまっていた。 小心者の僕は飛び上がってしまいそうなぐらい驚いた。 だが、すぐにそれが制服を着た少女が座っているのだとわかった。 「ね、ねぇ、キミ」 僕はオドオドしながら声を掛けたが、少女は眠っているらしく反応が無かった。 僕はドキドキしながら少女の肩に触れた。 僕が生まれて初めて女の子の肩に触れた瞬間だった。 少女の制服はかなり湿っていた。 おそらく雨の中を歩いていたのだろう。 肩に触れただけでは、少女は目を覚まさない。 僕は仕方なく少女の肩を揺すった。華奢な体が揺れた。 少女はやっと顔を上げた。 僕はその顔を見てハッとした。 暗がりでもはっきりわかるほどの美少女だった。 「ど、どうしたんだい? こんな所で眠ったりして、危ないよ」 少女は目を伏せると、ゆっくりと立ち上がった。 「ご心配おかけして申し訳ありません。大丈夫ですから」 そう言うと僕に向かって丁寧にお辞儀をした。 僕はその時になって、少女の制服がお嬢様学校として有名な私立白雪女子学園のものだと気付いた。 まだ幼さの残る顔立ちからしても、中学生だろうに、しっかりした挨拶に、さすがは白雪女子のお嬢様だ、と感心してしまった。 少女は制服のミニスカートの裾をはたくと、まだ小雨が降っている道を歩いていこうとした。 僕は反射的に少女の掴んだ。 少女は顔をこわばらせた。 僕自身も自分がそんな大胆な行動を取ったことが信じられ無かった。 僕は慌てながら自分の行為を取り繕うように言った。 「雨の中、傘もささずに歩いたら風邪をひくよ」 少女は困った表情を浮かべた。 その時、僕は自分が何を求めているのか気付いた。 目の前にいる美少女を取り逃がしたくないというよこしまな想いにかられていたのだ。 【その2へ続く】
[2009/04/07 06:00]
家出~ゆきのの場合 |
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僕は頭をフル回転させた。そして、 「こんな時間に女の子が一人で外を歩いていたら警察に補導されてしまうよ」 と言った。 この美少女が家出をしてきたのだとヤマを張って脅かしたつもりだった。 「エッ、で、でも・・・」 狙いは当たったようだった。 少女は明らかに落ち着きを失っていた。 よほど家に帰りたくない事情があるのだろう。 「良かったら、朝まで僕の部屋で休んでいかないか?」 自分でも声がうわずるのがわかった。 だが、少女の反応は予想外だった。 じっと僕の顔を見ると、短く、 「はい」 とだけ言った。 その声は先ほどとはうってかわって冷たい響きだった。 少女が逡巡っするだろうと思っていた僕は何と言っていいかわからず、少女の腕を離すと、自分の部屋の鍵を開けた。 「さあ」 そう言うのがやっとだった。 少女は、 「失礼します」 と小声で言いながら部屋に入ってきた。 この部屋に女性を入れるのは初めてのことだった。 僕は緊張で喉がカラカラになっていた。 「僕は外で待っているから、濡れた服は干して、そのベッドで寝ていいよ」 「でも、それでは」 「気にしなくていいよ。僕はカーペットの上で毛布にくるまって寝るから」 そういうと、僕は部屋を出て軒下でタバコを吸った。 ドキドキしてタバコの味もわからなかった。 「どうぞ、入って下さい」 インターホン越しに少女の声がした。 僕が部屋に入ると電気が消されていた。 目を凝らして見ると、少女がベッドに寝ていた。 「すみません」 少女が消え入りそうな声で言った。 「いいよ、おやすみ」 僕は押入れから毛布を出すと、カーペットに横たわった。 【その3へ続く】
[2009/04/08 06:00]
家出~ゆきのの場合 |
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もう時刻は一時を過ぎていた。 少女は、すぐに寝息を立て始めた。 僕はなかなか眠れなかった。 体はへとへとに疲れているのだが、狭い部屋の中に美少女が眠っているのかと思うとドキドキして寝つくことなどできなかった。 暗がりに目が慣れてくると、少女の制服が部屋の片隅に干されていることに気付いた。 制服で隠してはいるが、下着らしきものも見えた。 (裸か・・・) 僕は少女の寝姿を見ながらファスナーを下ろし、カチカチになっているチンコを取り出した。 音を立てないように静かにしごき始めた。 だが、僕の息があらくなってしまうのは避けられなかった。 その時、少女が寝返りをうった。 少女の顔がこちらを向いた。 僕はギクリとしたが、よく見ると少女は熟睡したままのようだった。 僕は少女の美しい寝顔を見ながら、一気にラストスパートをかけ、持っていたタオルの中に精液を放った。 最高の快感を感じながら、そのまま眠りに落ちていった。 僕は窓から入ってくる日の光のまぶしさに目を覚ました。 いつもカーテンを閉めて眠るから、こういうことは滅多にない。 違和感を覚えながら、目を覚まし、自分がカーペットの上で寝ていることで、昨晩のできごとを思い出した。 サッとベッドの方を見ると、布団と毛布がきちんと畳まれている。 少女の姿は無い。 (もう出て行ってしまったのか・・・) しかし、キッチンの方で物音がした。 (良かった、まだいる) 僕は立ち上がった。 その時、だらしない姿を見せているチンコに気付き、あわててしまい込んだ。 そして何食わぬ顔でキッチンへ行った。 「あ、起こしてしまいましたか、ごめんなさい」 所詮ワンルームだからキッチンといってもごく小さく使い勝手は良くない。 しかし、少女は慣れた手つきで目玉焼きを作っていた。 「いや、大丈夫だよ」 「すみません、勝手に冷蔵庫の中のものを使ったりして」 そう言いながら、少女は微笑んでみせた。 「い、いや、いいよ」 天使の微笑を前に僕は一言言うのがやっとだった。 【その4へ続く】
[2009/04/09 06:00]
家出~ゆきのの場合 |
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僕と少女は仲良く朝食を食べた。 少女もやっとリラックスしてきたようで、昨夜のような硬い表情は見られず、明るく振舞っていた。 あまり女の子と話をした経験も無い僕でも臆することなく話ができた。 彼女の名前が雪乃という古風な名前で、やはり私立白雪女子学園中学の生徒で、三年生であることもわかった。 朝食が終わった。 聞きにくいことだが、そろそろ家出の理由を聞かないわけにはいかない。 僕は椅子に腰掛け、食器を片付けようとする雪乃を制して言った。 「それで、雪乃ちゃん、家出の理由は?」 雪乃の顔から笑顔が消え目を伏せた。 そして、顔を上げると言った。 「お願いです。しばらくこの部屋いさせてくれませんか?」 (エッ!) 僕だって、こんな美少女と一緒に居られたらどんなにいいかわからない。 だが、相手は中学三年生の女の子だし、白雪女子なら間違い無くいい家のお嬢様だ。 このまま部屋にいさせたら、誘拐犯扱いされかねない。 「いや、それはダメだよ」 雪乃はそれには答えず、椅子に座っている僕のところに近付いてくると、ひざまづき僕のジーンズのファスナーを下げた。 予想外の事態にあっけにとられていると、雪乃はトランクスの合わせ目から僕のチンコを引っ張り出し、軽くしごいた。 それとともに雪乃は僕の手を取って自分のオッパイにあてがった。 「ゆ、雪乃ちゃん・・・」 雪乃はまた僕に対してニッコリと天使の微笑を浮かべた。 そして、もう十分に勃起した僕のチンコをパクリとくわえた。 僕にもこれがフェラチオだという知識はあったが、経験するのは初めてだった。 いや、それ以前に僕のチンコを女性に触ってもらったのも初めてだった。 僕のチンコに雪乃の舌が絡み付いて来た。 雪乃が頭を前後させ唇で僕のチンコをしごいた。 僕は両手で雪乃の中学生とは思えない豊かな胸を揉みながら、あっと言う間に限界に達した。 「雪乃ちゃん、いっちゃうよー」 僕は悲鳴に近い声をあげたが、雪乃はチンコを咥えたままスライドのスピードを上げ、トランクスの上から僕の金玉を優しく愛撫した。 「アアア」 僕はたまらず雪乃の口の中に射精してしまった。 【その5へ続く】
[2009/04/10 06:00]
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雪乃は何もためらうことなく僕の精液を呑み下した。 それだけではなく、射精直後の敏感なチンコから丁寧に精液を舐め取った。 コトが終わった後、雪乃は僕のチンコをトランクスの中に戻し、ファスナーを上げた。 そして、何も無かったかのように僕に微笑みかけた。 その笑顔は清純そのもので、ついさっきまで絶妙なフェラチオをしていたとはとても思えなかった。 「満足してもらえましたか?」 「ウ、ウン」 雪乃はすっと立ち上がり、僕に向かって深深と頭を下げた。 「お願いです。何でもしますから、この部屋に居させて下さい」 「あ、ああ、いいよ」 これで断れる男などいないだろう。 「好きなだけ居ていいよ。でも、家出の理由だけは教えてくれないか?」 僕にはそれがどうにも気になってならなかった。 雪乃から笑顔が消えた。 あまり言いたくないことなのだろう。 僅かな時間だったが、二人の間に重い沈黙が流れた。 雪乃は意を決したようだった。 「わかりました。まず、これを見て下さい」 雪乃はクルッと後ろを向くと制服を脱ぎ始めた。 僕は雪乃の意図がわからず慌てたが、声にならなかった。 雪乃がブラウスを肩から滑らせ、白い背中が見えた時に、雪乃が言わんとすることがわかった。 少女の背中には、無数のミミズ腫れや小さな火傷の跡、そして縄で縛った跡が刻み込まれていた。 「父にされたんです」 雪乃の話は、驚くべき内容だった。 雪乃は中学一年生の時から、実の父親のセックス奴隷にされていたのだった。 【その6へ続く】
[2009/04/11 06:00]
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