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女医~ななせの場合(3) 

「高校生の男の子では仕方無いわね。でも、ななせさんはもっとエッチを楽しみたいのでしょう」
ななせがコクリと肯いた。

ここで白雪女子学園中学の女の子たちの特殊なセックス観について話しておかないといけないだろう。
白雪の子は、ごく一部の例外を除いて非常に裕福な家庭の子ばかりである。
授業料だけでも、中学生の子供を持つ家庭の平均年収の約半分に匹敵するから普通の家庭では通わせることはできない。
しかし、そういう裕福な家庭に育つのが全てに渡って幸福かというとそうでもない。
子供が中学生ぐらいになった夫婦だと、いい加減夫婦仲も冷めてきている。
旦那は忙しいから家のことは疎かだし、金回りもいいから愛人と付き合っていることも多い。
元々、裕福な家同士の政略結婚的な結びつきが多いから、一層冷え切った家庭環境になっている。
一方で、今の子供たちは何事につけ彼女たちなりの損得勘定が優先する。
白雪の子は自分の恵まれた経済的な環境がどういうものか十分に認識している。
だから、自分が努力してキャリアを積もうと考えている子などはほとんどおらず、大半の子は中学・高校・大学と適当に遊んで、大学卒業と同時か2~3年OLの真似事をしたら、自分の家と同様に裕福な家の息子と結婚する、という人生設計を疑っていないし、そういう生き方がラクでトクであり、自分は「賢い」生き方を選択している、と思っている。
だから、愛とか恋とかに幻想を抱いていない代わりに、結婚前はセックスを楽しもうという気持ちが強い。
今は男の方も結婚相手に必ずしも処女を求めなくなっているからなおさらである。

ななせの場合もそうだろう。
今付き合っているカレシと結婚する可能性など考えてもいない。
本人も認めているように、ただセックスの快感を楽しみたいだけだ。
「ななせさんはまだエクスタシーを感じたこと無いの?」
ななせは黙ったまま頷いた。
「エクスタシーを感じるようになると、エッチって人生で最高の歓びだと思うようになるわよ」
ななせの目が輝いた。
(もう一息ね)
私はななせの肩に手を置いた。

【その4へ続く】

[2008/12/31 06:00] 女医~ななせの場合 | トラックバック(-) | コメント(-)