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誘拐~ともよの場合(3) 

部屋の中にいる男2人女1人、公衆電話から脅迫をした男の若い4人組は誘拐を計画した。計画の骨子は単純だった。
・金持ちの中学生の娘がターゲット
・金持ちの家には盗聴器をつけておく
・親にパンチラ写真を送り性的暴行を暗示させる
・それにより、警察に連絡させずに金を奪い取る
・もし、警察に連絡されたら女の子を徹底的に陵辱し口止めする
4人は警察が捜査に乗り出したら勝ち目が無いことは十分に認識していた。だから、警察が乗り出してきたらその場であきらめるつもりだった。ダメなら次のターゲットを狙うだけのことだったからだ。
ともよを拉致した直後にミニスカートを捲って撮影したパンチラ写真を見て両親が警察に知らさなければ4人の勝ちだったが・・・

4人目の男が戻って来た時に、ちょうど、ともよの家でも父親が帰って来た。4人とともよは、居間で交わされる二人の話を盗聴した。
母親は半狂乱で「どうしましょう」という言葉を繰り返した。父親の方も、母親ほどではないが、取り乱していた。音声だけでははっきりとはわかりかねたが、どうもポストに入れておいた娘が手錠をされパンティを露わにしている写真を見ているらしく、さかんに中学生の娘の体を犯人たちに弄ばれることを危惧していた。
二人は狼狽のあまり警察に通報するリスクにまで思いを馳せることができず、救いを求めるように警察に電話をかけてしまった。
「も、もしもし、警察ですか。あ、あの誘拐なんですが・・・」

「カーッ、まずいな、想像以上に追い込み過ぎたようだ」
「仕方無いわね、じゃあ計画通り・・・」
4人の視線がともよの体に集中した。

【その4へ続く】

[2008/12/26 06:00] 誘拐~ともよの場合 | トラックバック(-) | コメント(-)