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テニスウェア~れいなの場合(2) 

「何をするんですか!」
れいなは制服のミニスカートの裾を抑えた。
「冗談だよ、冗談」
笑いながら3人の若いコーチが夜のコースで教えるためにコートの方に歩いて行った。
この3人組のうちの一人がこのクラブのオーナーの一人息子だった。子供の頃から恵まれた環境でテニスをやっていたにも関わらず、全国レベルの大会に出ることはできなかった。大学を卒業する時にも就職に失敗し、今年の春から親の経営するテニスクラブのコーチになった。性格はともかく見た目はかなりのイケメンので、暇つぶしに来ている奥さんたちには人気があり、そのうちの何人かとは体の関係まであると噂されていた。
れいなたち女子中学生や女子高生をコーチする時にも体に触ってきた。潔癖なれいなはひどく嫌がったが、口ではアレコレ言いながらもイケメンコーチのレッスンを楽しんでいる子もいた。たぶん何人かは遊びでエッチしたりしているのかもしれない。
イケメンコーチ目当てでクラブに入ってくる女性が増えたので、彼は学生時代の仲間2人もクラブのコーチに引き込んだ。いずれも、テニスの腕前はたいしたことはなかったが、負けず劣らずのイケメン揃いだった。
この3人のいやらしい視線をれいなは連日のように感じ、
(移籍しようかな・・・)
という気持ちになっていた。

「れいな、テニスクラブから電話があって、大会に向けての週末の個人特訓だけど、コーチの予定が変わったから、あさって日曜日ではなくて、あした土曜日の2時に屋内コートに来て欲しい、って言っていたわよ。都合が悪ければ、電話が欲しいって」
れいなが家に帰ると、姉から伝言を聞いた。
「ありがとう」れいなは首を傾げた。「別に今週の週末は予定が無いからいいけど・・・珍しいな」
翌日の土曜日の14時、ウェアに着替えたれいなは屋内コートに入ったが、れいなのコーチの姿は無かった。あれっどうしたのかしら、とれいなが考えていると、後ろのドアが閉められる音がした。
振り返ると、そこには例の3人組が立っていた。
「よく来たね。れいなちゃん」
3人はニヤニヤ笑いながられいなを取り囲むように近付いて来た。
れいなは本能的に危険を感じ、逃げ出そうとしたが、3人の男たちに捕まってしまった。
れいなは恐怖に震えた。
「な、何をするんですか・・・」

【つづく】


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[2008/11/14 06:00] テニスウェア~れいなの場合 | トラックバック(-) | コメント(-)