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家出~ゆきのの場合(9) 

「だから、今は生理中なのでエッチはできませんけど、避妊さえしてもらえれば、何しても構いません。
家にいる時には父にいろんなことをされましたから。
 お尻の方が好きなら、そっちでも構いませんよ」
冷たい表情のまま、そう告げる雪乃の言葉に僕のチンコは思わず勃起した。
だが、僕は必死でやせ我慢をした。
「いや、もう何もしなくていいよ」
「えっ・・・やっぱり、ここにおいてもらえないのですか?」
「そうじゃないよ。
僕は雪乃ちゃんのことが好きになってしまったんだよ。
だから・・・」
雪乃は真っ赤になってうつむいてしまった。
あまりにもハードな話を聞いた後なので忘れていたが、雪乃はお嬢様学校の中学三年生だ。
もしかすると、告白されたのも初めてかもしれなかった。

翌日から僕は精力的に動き回った。
雪乃には学校に「体調不良で休む」と電話を入れさせた。
長い日数は無理だが、週末も合わせれば何日か時間が稼げる。
その間に何とかしたかった。
雪乃が自宅から持ってきたタオルについていた髪の毛を持って大学の同級生のコネを使ってDNA鑑定をしてもらった。
最初は渋っていた人達も雪乃の置かれている悲惨な現状の話を聞くと同情してくれ大急ぎで鑑定を行ってくれた。
結果が判明すると、その足で雪乃の家に行った。
父親は髭だらけの顔を見せた。
「えっ、これは本当ですか?」
玄関で来意を告げ、いきなり書類を見せると、父親は目を見張った。
「お疑いなら、関係先の電話番号が記載されていますから、お確かめ下さい」
「そ、そんな・・・私はどうしたらいいのだ、雪乃・・・」
DNA鑑定の結果、雪乃と父親には明らかに親子関係があると鑑定された。
残酷だが、これを告げないことには状況が改善されることは無いから仕方なかった。
放心状態の父親に対して、
「落ち着くまで雪乃さんを預かります。いいですね」
と言うと、父親は力なく頷いた。

【その10へ続く】

[2009/04/16 06:00] 家出~ゆきのの場合 | トラックバック(-) | コメント(-)